スキルアップ講座&自動車整備科2年生参加の様子でございます。

☆9月20日(土)スキルアップ講座ー『長野県車体組合下伊那支所講習会』を、飯田技術専門校にて開催いたしました。
今日は、ちょっと。。。肌寒い朝でしたが、清々しい講習会日和でございました。
本日の講習会は13:30開講(〜17:00)
◎学科
ー新型車の構造の知識(修理、板金の方法、溶接方法、樹脂パーツの種類)&
◎実技(デモンストレーション)
ー※高張力鋼の打ち出し板金、切開板金、樹脂パーツの修理方法&

◎質疑応答・まとめと、凝縮された内容充実の講習会でございました。
先ずは、視聴覚室にて学科を1時間程度行った後、自動車整備科2年の実習場にて、実技講習です。では、そちらの様子をご紹介いたいします。
☆先ずは、『高張力鋼の打ち出し板金技法』のデモンストレーションです。』
近年の車は軽量で強度がある材質が使用されており、近年の板金には溶接機・溶接機用電源設備等を始め、鉄に加わる熱・鉄の組成に関する新たな知識と技能(スキル)が求められる傾向にあります。


☆飯田技専の自動車整備科2年生も今日は、超ベテラン専門職の皆様方とご一緒に聴講させていただきました。このような機会を頂きまして誠にありがとうございまいた。心より感謝申し上げます。各メーカー様が板金修理の作業要領を指示しております。最新の鋼材が使用されている現在では、板金等の修理技法が各メーカーの作業指示書に明記されており、安全性の確保が最優先事項でございます。板金修理は安全性の確保とその保証をするということが求められております。

☆次に、『樹脂パーツの修理技法』です。
ヘッドライトは保安部品ですので、道路路運送車両法の保安基準に基づいて作業することが必須です。
自動車整備、板金等は自動車関係法令の理解も必須です。

板金では電源はとても重要な設備です。
当校の自動車整備科は電源容量不足で、残念ながら、講師先生が持ってきてくださった機器の一部機能が動作不能でした。専門家の先生曰く、『ここは、板金工場ではないので、仕方が無いですね』とのこと。やはり、その生業に特化した設備というものは、私たちの安全性の確保にもつながるのだと痛感したしだいです。
☆次に、『高張力鋼板の溶接技法』です。


『鉄に熱を加える、鉄の熱を取る、鉄の組成を知る、鉄の組成変化を知る、鉄を理解する、鉄と会話する』と、講師先生のご教授をこう受け止めた次第です。。。。。板金というものはとても奥が深いと感じました。

『技術、技能の向上は、質の良い作業を早くでき、時間単価を下げることができ、自動車保険の掛け金にも影響するのでは?。。。。未熟練な作業者が時間をかけ、その時間単価で保険請求する。。。保険料が上がる。。。が、しかし、完成度は低い。。。サービス低下る。。。。良いことは何もありません。しかし、技能者全体が技能向上する、技能者全体がレベルアップする、技能者全体がスキルアップすることは、質の高いサービスを短時間かつ安価で提供することにつながると改めて感じました。

これからも訓練生、指導員ともどもお世話になる機会が多々あると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。長野県車体組合下伊那支所様、ご参加下った皆様、講師先生様、本日はお忙しい中ご参加、ご協力を頂戴いたしまして誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。